子どもの頃に味わった引っ越しで感じたこと

引っ越しは大人だけの問題ではなく子どもにとっても生活が大きく変わる問題でもあります。
特に子どもの頃は生活範囲が狭く、自分のまわりの環境が変わってしまうことは、それまであった世界が変わってしまうことのように感じるものです。
そこで子どもながらに感じていた引っ越しについて紹介していきたいと思います。

仲の良かったクラスメイトや友だちとの別れ

引っ越しをすることで学区などが変わってしまうと避けては通れないのが転校です。
子どもの頃は友人関係こそ社会であり、それまで築いてきた人間関係を新しい場所で1から作り直さなくてはならないため、人見知りだった私にとっては大きなストレスでもありました。
春休みのタイミングで引っ越しをしたため、学校が始まるまでのあいだは慣れない土地で知り合いもいないという環境で、退屈で不安な毎日だったことを覚えています。
今にして思えば転校先でも新しい人間関係ができ、人間関係や思い出が2倍になったようなお得感や転校生にしか味わえない経験もできたように思えますが、時折り昔の友だちのことを思い返して寂しい気分になることもありました。

新しい住環境にわくわくした気持ちも

引っ越しを何度か経験していくと、そのうち引っ越しという作業自体にも慣れてくるようになります。
荷造りは荷解きも慣れたもので、引っ越しが近づくにつれて家の中が閑散としていくさまや、引っ越し直後にたくさん置かれている段ボールをひたすら開けてお目当てのものを探し出す作業も宝探しのようで、たまにやってくる非日常を楽しめるようになってきます。
私の子どもの頃は飽きっぽい性格でもあり、たびたび変わる住環境はとくに初めのうちはわくわくした気持ちもありました。
家によって間取りが異なり、トイレの場所やキッチン、お風呂など探検気分で家の中を見て回ることができたのは楽しい体験でした。

引っ越し当日。大事なときに体調を崩してしまう

引っ越し当日というのは生活環境が今日から変わるまさにその日でもあるため、無意識に緊張感が高まってしまうことがあります。
それが原因かどうかは定かではありませんが、引っ越し当日に熱を出してしまい寝込んでしまったこともありました。
引っ越す前の家で布団を敷いて横になり、風邪が治るのをひたすら待っていたわけですが、引っ越し当日ですから家族はみな忙しく、家具や荷物がほとんど無くなった何もない家の中で、当時小学校低学年だった私はひとり寂しく寝ていたのを覚えています。
風邪をひいているときというのは気持ちも弱ってくるもので、閑散とした部屋の中でこのまま誰も迎えに来てくれないのではないかと不安になっていました。

引っ越しというのは子どもにとっても複雑な思いが去来するものです。
またそれが親の事情でもあるためある日突然やってきて、抗いようもないことでもあるのですからなおさらです。
人生の序盤における人間関係が大きな転換でもあるので、引っ越しのタイミングやその後のケアが大切でもあると感じています。

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